フナの教えは昔 Ho'omana ホオマナ
(to make "Mana" マナをつくる)と呼ばれていました。
マナとは Life force energy
生命のエネルギー を意味します。
フナの教えの意図するところは、生命のエネルギーを増大させる方法を学ぶことなのです。
マナとは人や場所、物に宿る神聖な力を意味し、どれくらいマナが宿っているかで、その人のもつ 力の強さが現れていると考えました。カメハメハ大王が国を治めることができたのは、強いマナが
彼に宿っていたからだと考えました。
ハワイでは自然にも、洞窟、谷、滝にはマナが宿ると考えられていましたし、人やスピリットのマナが
土地に宿ることもあると信じられていました。
古代ハワイにおける神とは、彼らをとりまく自然そのものであり、大地を創りだした大いなる力
を意味しました。その超自然の霊力がマナなのです。
カフナは何か行うとき、マナを集め効果的にそれを使う方法を知っていました。
フナを学ぶとは、それらの神聖なる生命エネルギーを理解し、その使い方を学ぶことです。
このフナの教えを実践していた古代の人々は、すべてのパワーや生命エネルギーは、すべて同じ源から
発されていることを知っていました。
すべての生命、すべてのエネルギーは、 I'o イオ と呼ばれていました。
この教えは口頭で伝えられてきましたが、弟子はカフナの家族であることが多く、
その知識に興味を持ち素質があるものが代々受け継いで来ました。
日本の花道や茶道に家系や流派があるように、フナにも家系や流派があり、各々の
やり方にしたがって儀式や祈りが行われ、伝統を守ってきているのです。
ですから各家系や流派によってやり方などに違いがあります。
近代になり、最初にフナを広めたのは、ハワイアンのカフナであるデービッド・カオノヒオカラ・ブレイ
(1889−1968)です。
カフナであるダティ・ブレイは1953年、ハワイ島のコナにあるHulihee Palaceでハワイ語で
チャンティングを行い、逮捕されたのです。
ハワイに生まれ、自分の生まれた国で、古来のチャンティングを行うことが許されないとは!!!
その法律とは、 フナが存在するずっと後からハワイにやってきて、
ハワイを自分たちの国の州に組み込み、自分たちの利害のために、もともとのあり方を禁止するために
創られたものなのです。
1989年になり、やっとフナの教えを実践することが許されるようになったのです。
現在地球のあちこちで、昔の様々な教えが復活しています。それらの教えは古来からの人間の
持っている本来のあり方や生き方、また素晴らしい知恵を授けてくれています。
フナの教えは、自分自身との調和、他者との調和、大地や自然との調和、すべての存在との
調和を持って生きるあり方を伝えます。
フナの教えを理解するうえで、ハワイの精神性や文化も見ていきましょう。