古代の社会において、シャーマンやメディスン・マン、メディスン・ウーマンは神と交信するとき、
必ずトランス状態(変性意識状態)に入いってコミュニケーションをはかっていました。
インドにおけるヨーガでは、呼吸で、ポーズをとることで、あるいはマントラを唱えることで、 変性意識状態になることを促しました。
ヨーギは修行を積み、冬でも岩山の洞窟で布一枚で瞑想状態に入り、
変性意識状態のまま長い間すごします。寒さも感じません。
ハワイでもカフナが最初に学ぶことは、望んだときにすぐに、変性意識状態へ入いれるようになることです。
カフナ Kafu-na の na は 静かで穏やかで自分の中心に意識が置かれた状態を意味します。
そして最終的には“すべての創造の始まり・源”のレベルまで戻ることができるようになることが必要です。
多くの文化に、それを促す飲み物があったり、あるいは身体を細かく動かしたり、ドラムの
音を使ったりして、変性意識状態へと導く儀式があります。
私もヨーガを始めてから約20年になりますが、初めてヨーガに行ったときのことをよく覚えています。
私は当時外資系の金融機関に勤めていて、非常に忙しい状態だったのですが、
目を閉じた意識の状態が、なんと騒がしいことかと、本当にびっくりしました。
目を閉じるととたんに自我の声がたくさん聞こえてきます。
瞑想を試みるとき、最初に気がつくのが、様々な雑念が沸いてくるということです。
いかに私たちの自我が四六時中働き通しで、ああしたほうがよい、こうしたほうがよいと
考えているのかを思い知ります。
すべてのことは繰り返し(の訓練)によって上達していきます。
雑念が出てきたら、流していく、また出てきたら流していく、この繰り返しでだんだん静かな
落ち着いて心の状態をつくり出していくことができるようになるのです。
フナでは変性意識状態に入る方法をお教えいたします。
アクティブ メディテーションをしていきます。
それは ハカラウ Hakalau と呼ばれる状態をまずつくることから始めます。
周辺視野をつくり、そこから変性意識状態へと深く入っていくのです。
またメディテーションを始める前に ハ Ha 呼吸をやることも大切なことです。
ハ呼吸をすることで、身体のなかにたくさんのマナを集め、そして瞑想に入っていくのです。
このメディテーションの状態をつくり、フナでは様々な方法で、さらに深く自分自身(3つの自我と4つのボディ)
と調和して行くあり方を探求していきます。
自分のなかの様々な自分と調和していく、他人と調和していく、平和な心の状態を感じる、
自分と光とが一体になる、魂の声を聞く、超越した存在からメッセージをもらう、本当の自分と一体になる。
メディテーションはそれらの心のあり方、生き方を得るために欠くことができない状態なのです。