あなたの幼児、子供時代にもどります。時には胎児期まで戻ります。
催眠療法(2)では、私たちの信念・観念のプログラムがどのように造られるのかという、仕組みについて
述べていますが、大人の”今のあなた”の思考・観念の体系の基礎は
胎児期、そして子供時代(0歳〜13歳ぐらい)に造られています。
あなたが子供時代にどんな経験をし、どんな感情を抱き、それぞれの出来事をどのように認識したか
の蓄積によって、大人のあなたの基礎プログラムが造られています。
これがインナーチャイルド(内なる子供)と呼ばれているものです。
アダルト・チルドレンとは、大人になってもインナーチャイルドが子供のままの状態にある人のことです。
子供の頃の辛い、悲しい、さびしい状態が癒されていないので、子供を卒業できていない状態です。
あなた独自のそのプログラムは、あなたの周りにいる人たちの
反応・繰り返しの言葉・態度(一番近くにいて、あなたに多くの影響を与えた人は、ほとんどの場合は
母親、父親が多いですが)による大きな影響を受けています。
最近の報告では、胎児は母親の感情がすべて分かり、母親が妊娠を喜んでいると 動きが活発になり、あまり子供の誕生を待ち望んでいないと、動きが鈍くなることが分かってきました。
そしてその時の胎児が感じた感情は青年期まで影響を及ぼすのだそうです。
催眠状態に入ると、時には大人のあなたがあまり覚えていないと思っていた子供の頃の出来事が
思い起こされることもあります。
大人から見るとたいしたことではないことも、子供にとっては、重大なことかもしれません。
ある方は子供の頃、音楽の時間で歌を歌わされるということがあり、その時に皆の前で、
「声が がらがら声で あまりきれいではない」と先生に言われたことから、
音楽が大嫌いになってしまいました。その方のその後の人生・生活には、音楽がでてきません。
反対に何か誉められた経験があると、そのことがとても好きです。
作文を先生に誉められると、書く事が好きになります。そして誉めてくれた先生を好きになります。
子供の頃の心の傷(トラウマ)やショック、悲しい出来事は、あなたの心に大きなマイナスとなって
しっかりと残っています。
それが大人のあなたの行動をさえぎったり、自信をなくさせたり、ネガティブな言葉や考え、
行動の原因となっていることが多いのです。
今、あなたに悩み/問題があるのならば、あなたの潜在意識にどのようなプログラムができているのかを
まず知り、問題の本当の原因を見つけ出さなければなりません。
表面的な現象にとらわれているだけでは、真の問題解決にはなりません。
年齢退行では、子供の頃のいろいろな出来事に戻り、大人のあなたがそれを再体験し、
その時のままになっているマイナスの感情を開放し、癒し、プラスの認識に変えていきます。
またあなたの中にある固定観念や先入観があなたをどれだけ支配しているのか、改めて認識し、
打破する手助けができます。
*ヒプノセラピーは医師の治療に代わるものではありません。身体的、精神的疾患や症状が続いている場合は まず医師の治療をお受けください。
参考文献:
Dr.ブライアン・ワイズ「前世療法」1,2「魂の伴侶」PHP研究所、
飯田史彦「生きがいの創造」PHP研究所
Dr.ジョエル・ホワイト「輪廻転生」人文書院 等